スーパーの店員→人事コンサルタントへの転職を成功させた人事歴11年のとっとが、実体験と上場メーカーで採用をしている現場の目線で未経験職種への転職のコツをお伝えします!
「やりたい仕事がないから、転職できない」
「やりたい仕事が見つからなくて」
よ〜く分かります。私なんて30代ですが、やりたいことなんてありません。というか、やりたい仕事がなくても、やりたい仕事に就けなくてもある程度年収が高く、汎用性のあるスキルを身につけておく。
そうすれば、常に転職出来る状態になるので、気持ちが安定します。仕事って、それで十分なんではないかと思っています。
「どうやって転職活動を始めたら良いの?」
安心してください。結論です!
- やりたい仕事を無理に探す必要はない
- やりたくない仕事を排除する
- 残った職種の中で年収の高い職種・業界を選択する
今回の本記事は、下記のような方に向けた内容です。
- やりたい仕事が見つからない
- 自分に合った仕事を探している
- 現職の年収に不満がある
まずは、”やりたくない仕事”をやらない。
私の場合は、「営業」でした。コミュ力もなければ車の運転もできない。
ノルマがあって、できないと詰められる。みたいなイメージがあってどうしても、やりたくありませんでした。文系なのに。。そこで、汎用性のある職種でスキルを身につけ、どの業界に行っても通用する状態になること。
そうすると選択肢が増えて、気持ちの余裕ができます。
気持ちの余裕があれば、挑戦する気持ちが芽生えて、仕事を楽しめるのではないかと思います。私が今その状態です。
“やりたい仕事”を一所懸命に探すより、簡単なのではないかと思っています。
では解説していきます!
仕事は業界と職種で決まる
業界とは事業の種類を指します
私の経験した業界で言うと
- スーパー⇨小売業
- 会計事務所⇨サービス業
- メーカー⇨製造業
こんな感じです。聞いたことありますよね?
ハローワーク等の公的な機関は業種という表現を使います。
本記事では、以後業種と表記します。
職種とは仕事の種類を指します
私の経験した職種で言うと
- 販売員(精肉担当)
- 人事労務コンサルタント職
- 人事職
こんな感じです。
「営業職」「経理職」「研究開発職」など仕事の種類や内容によって分けられます。
想像しやすいのは、部署で考えると分かりやすいと思います。
営業部に所属しているのに、経理職とは名乗りませんよね?
この場合は、営業職になります。
自分が現在の職種は何のか知っておいて損はないでしょう。
職種を磨けば、業界を変えられる
職種のお話をしましたが、ジョブ型雇用について避けては通れません。
聴き慣れない言葉だとは思いますが、大手企業では、ジョブ型雇用へ移行している会社が多くなってきました。
中小企業などの導入については時間がかかるとは、思いますが、
2020年4月施行の同一労働同一賃金による変化は避けられないと考えています。
簡単に説明しますと
- 職種によって年収が決まりますよ
- 職種それぞれの業務内容に値段が決まっているよ
- 難易度が高いものをクリアすれば、年収高くなりますよ
- ミッションが明確になりますよ
- キャリアは一貫したものになりスペシャリストになって給料稼ぎましょ
従来の日本の人事制度では、ゼネラリストを養成するものでした。
人にミッションを与え、それをクリアしていく。
仕事のための仕事が増えるのは、こういったことです。
しかしジョブ型雇用では、ミッションに人をあてがうのです。
人ありきではありません。
必要なミッションがあるから、そのミッションをクリアしてくれる人を探そう。
つまり、今後のキャリアは会社が与えるものではなく、自らが作り出していかなければならないんです!
会社のミッションに必要のない、スキルもない人は自然と仕事が無くなっていきます。
コロナ禍により、テレワークなどで、勤務することも増えてきました。
テレワークで仕事がなく、手持ち無沙汰だった人は危険だと思っています。
でもまだ、遅くありません。
それは、
キャリアを自ら掴むため職種に焦点を当てて、戦略を立てることです!
やりたいことのない人は、今からそれを考えるチャンスです!
職種から考えよう
平均年収ランキング最新版【職種別】
下記は転職サイト大手のdodaが行った
「平均年収ランキング最新版【職種別】」となります。
な、なんと167職種もあるそうです。
転職サイトdoda公式ページ
この表をご覧いただくと分かるように
大体の職種の年収ってこのように、分かるんです。
では私の経験した職種について、下記のようになります。
- 販売員(精肉担当 販売/サービス系 328万円
- 人事労務コンサル職 専門職 574万円
- 人事職 企画/管理 511万円
こんな感じで職種の平均年収が出てきました。
もちろん細く職種を確認するのも良いですが、始めは、これくらいの分類で
“やりたくない仕事”を排除し、年収高めの職種を確認すれば良いと思います。
その職種の中で、少しでも興味を持った職種を調べてみましょう。
平均年収ランキング 最新版 【業種別】
こちらも転職サイト大手のdodaが行った
「平均年収ランキング 最新版 【業種別】」となります。
こちらは96業種もあるそうです。
転職サイトdoda公式ページ
では、ここでも私の経験した業種について、下記のようになります。
- スーパー 小売業 351万円
- 会計事務所 サービス業 367万円
- メーカー メーカー 454万円
業種によっても、かなりの差がありますね。
では、組み合わせますと、こんな感じです。
- 販売/サービス系 328万円✖️小売業 351万円
- 専門職 574万円✖️サービス業 367万円
- 企画/管理 511万円✖️メーカー 454万円
会社によって、その金額が変わるので、詳細は詰めるとして、
自分がなんの職種で、どの業種を組み合わせるか。
想像してほしいんです。
私は、現在「企画/管理(人事)✖️メーカー」というポジションです。
このポジション結構狙い目だと思うんです。
職種でも2位 業種でも1位
次回詳しく解説しますが、このポジションを狙うため、戦略を立てました。
ここでは、長くなってしまうので、割愛しますね!
汎用性のある職種とは
「平均年収ランキング最新版【職種別】」を参考に職種を考えると
企画/管理
となるでしょう。
それは、現職の会社を考えていただけると良いのですが
“どの会社”にも存在する部署があるはずです。
経理部、総務部、経営企画、人事部などです。
少し小さい会社になると、経営企画や人事部は総務部に機能が集約されていたり、経理部と総務部が一緒の会社もあります。
目的は、
“どの会社”にも存在する部署へ行ける職種を選択し
業種を問わずに転職することが可能という状態を作り出す
この一点に尽きます。
汎用性のある職種の中で、興味のある職種に目星をつけてみてはいかがでしょうか?
その職種のスキルを磨けば、年収が高い業界へ横断することが可能です。
また、転職理由の1番の理由は、人間関係にあります。
特定の苦手な人もいるでしょうが、社風や業種独特の雰囲気みたいなものが苦手ってこともあります。
これって職種に表れるよりも業種に強く表れます。
今までは、同じ業種から同じ業種へという転職が多かったかもしれませんが、
汎用性のある職種を選ぶと、この業界にいる人苦手だなって分かったら、違う業種へ転職すれば良いんです。
それくらい、選択肢が多くなるんです。
是非、汎用性のある職種について検討してみてください。
まとめ
- ジョブ型雇用を見据えて、職種重視の転職を考える
- 職種一覧から”やりたくない仕事”を排除する
- “やりたくない仕事”を排除した職種一覧の中で年収及び自分が興味のある職種を選ぶ
- 年収の方程式は、職種×業種
- 汎用性の高い職種を選択して、業種の横断が可能な状態にする
“やりたくない仕事”をしないを軸に総合的に判断して、
なんとなく興味のある職種を選べば、やりたい仕事になるかもしれません。
それが実は遠いようでいて、近道だったりします。
私は、今回お伝えした流れで職種を選びました。実体験です。
凡人には、凡人の生存戦略があります!
そして、それは難しいことのない
再現性のあるものだと確信しています。
次回は、今回の話をもう少し深掘りして職種を選んだけど、転職へどう繋げるか。(長期的なキャリアを見据えて)
転職サイト・エージェントへ応募する事前準備なんかをお話しをしたいと思います!
それでは!