どーも、とっとです。
今回は、転職活動をする上で重要な転職ストーリーのお話です。
転職理由、自己PR、志望動機という3種の神器を組み合わせ一貫したストーリーにします。
残念なのは一個づつのストーリーは、しっかりしているのに話がバラバラ。
これでは、面接官は疑問を抱いてしまいます。
そこで、本記事はそうならないよう私の転職ストーリーを交えて解説していきます。
簡単に自己紹介をします。
私は、Fラン卒でスーパーへ入社(精肉担当)し、一念発起し職種転換による転職に成功。
現在は上場メーカーに勤務する人事歴10年の30代サラリーマンです。
私自身の職種転換の経験と人事担当者としての現場からの意見を含めて情報発信させていただきます。
未経験職種への転職ステップは転職について全何回かを通じて、各回ごとに解説していきます。
このステップをご覧いただけると、転職できていた!
っていうのが理想です。
本記事では、下記のような方に向けた内容です。
- 職務経歴書に書く内容が決まっていない方
- 面接で何を話したら良いのか迷っている方
- 面接を受けても落ちてしまう方
前回のステップ⑤の記事でアピールポイントを考えていただきました。
職種がある程度決まり、目指す職種のアピールポイントが固まってきました。自己PRの考え方をご理解いただけたかと思います。
ここまでくれば、転職ストーリーを作成することができます。
未経験職種への転職ストーリーが一貫していなければ簡単に落ちてしまいます。
先に結論から言います❗️
採用担当者や面接官は応募者の話に一貫性があるかを確認します。
そのため、転職理由、自己PR、志望動機
これらを全て一貫したものにします。
志望動機については、企業ごとに変える必要はありますが、軸を作っていきましょう。
転職ストーリーを作り、応募する企業によって志望動機を変えていきます。
では解説していきます。
転職ストーリーとは?
転職理由、自己PR、志望動機を一貫したストーリーにするためのものです。
転職理由を深掘りして、その不満を解消するために転職をしている。
ということを応募企業へ伝えることが重要です。
転職ストーリーの作り方
キーポイントは転職理由です。
転職しなければならない理由(職場環境等の外的要員)を踏まえたものを作成します。この状況だったら、転職活動するしかないよね。。
と思ってもらうためです。
転職ストーリー作成手順
- 転職理由のタテマエとホンネ(不満の明確化)
- 転職しなければならない理由(現職では不可能⇨転職理由)
- だから転職活動をしている(現職では、そのための努力をしている⇨自己PR)
- それが実現可能なのは、応募先企業だ(志望動機)
①転職理由のタテマエとホンネ(不満の明確化)
ステップ①でご紹介した転職理由ですが、ここで使っていきます。
転職理由には、タテマエとホンネが存在します。ホンネをタテマエにするようプラスに転換します。
では私はスーパーの店員⇨会計事務所への転職の場合
下記のような考えで転職理由のタテマエを作成しました。
- 労働時間・環境が不満であった
- 給与が低かった
- キャリアアップしたかった
これをプラスに転換し、面接でも話せる内容へ変え、転職のキッカケを伝えます。
- リーマンショック後、職場の派遣社員が人員削減され他の働き口がないという事実を知り、自分の将来を考えるキッカケとなった。
- 自分の頑張りや努力の結果給料に反映される仕事がしたいと思った。
- 現職では、食を通じて人の役に立つことを目指して入社した。しかし①の経験をキッカケに人員削減による労働負荷がかかり、職場のモチベーションが、どんどん下がっていく状況を目の当たりにした。「個人一人一人の役に立つ仕事は何か」を探していく中で人事職というものに興味を持ち目指すことを決意した。
実際は、年収の高さや汎用性のある職種である人事職に興味を持ちましたが、それは面接では言えないため、実際に経験したことを基に少し加工しました。
ここの部分では、”キッカケ”を訴えますが、そのような経験がない場合については
ステップ⑤でアピールポイントの足りない部分を埋める
”スキル経験”のために現職で行っている業務について動機にしても良いかもしれません。
この業務経験を通じて、この業務に興味を持ったというのも”キッカケ”として演出することも可能です。
②転職しなければならない理由(転職理由)
転職理由のホンネを明らかにし、面接用にタテマエを作成しました。
そのタテマエには、将来的にこういう仕事を通じて、自分はこのような仕事をしたい。だから転職活動をしている。というストーリーです。
私の場合、「個人一人一人の役に立つ仕事は何か」を探していく中で人事職を見つけ、それを目指したいと思いました。
このストーリーを軸に転職理由を固めました。
大事なのは、今の会社でこの職種に就きたかったが
実現することが難しく、
将来的にこういう業務をやって、通じて、こんな人になりたい。
みたいな将来を語る。
私の場合、職種転換を現職で行う努力をしたが、不可能であったという事実を下記のような形で伝えました。
社内で職種転換の希望を出したが、不景気で派遣社員などの人員削減が相次いだため、管理部門にいる人間を現場に戻し、当面職種転換は不可能ということだった。
外的要因としてどうしようもない理由ですよね。
こうすることで、面接官は転職することがしょうがないものだと府に落ちる訳です。
③だから転職活動をしている(自己PR)
前回のステップ⑤で解説した、スキル部分での足りない箇所を埋めるために努力をしていることを伝える必要があります。
そして外的要因として、人事職に就けないことが明確になりました。
私は人事職という職種を通じて個人一人一人の役に立つ。
これを目標としている。
人事職として少しでも近い経験をするため現職の上司に相談し以下2つの業務を行っている。(スキル面)
精肉部門のパートタイマーを採用する場面で面接に同席するなど、徐々にやりたい業務を経験することにしました。
パートタイマーが多くいるため、勤怠管理や休日等のシフト作成などをやらせてもらい、同時並行で社会保険労務士の勉強を始めました。
これにプラス職種独特の素養(能力等)を繋げていきます。
人事職で求められる素養は以下のとおり。
・コミュニケーション能力
・法律を含めた専門的知識
⇨法改正が多いため継続した勉強が必要企画
・戦略立案力
一緒に自己PRとして伝えていきましょう。
④実現可能なのは、応募先企業だ(志望動機)
この目標を実現するためには応募企業であれば、満たされる。ここを伝えてきます。
志望動機については後日詳しく解説しますが、今回については簡単に解説します。
私の場合、社会保険労務士併設の会計事務所への転職となります。
この会計事務所では、社風が特徴的で人間性を高めるというキーワードがありました。この環境で働きたいという面と、転職活動する”キッカケ”となった人員削減によってモチベーションの低下した職場を経験し、個人一人一人の能力を最大限に活かすことが重要であり、その仕組み作りや支える仕事をしたいと思った。
数多くの会社へ、その仕組みを拡め、日本を支える中小企業を良くすることで、社会全体を良くしたいと思った。
まとめ
- 転職理由、自己PR、志望動機という3種の神器を組み合わせ一貫したストーリーにする
- 転職のホンネ⇨タテマエへ(転職のキッカケ)
- 転職しなければならない理由(転職理由)
- 自分の目指す職種、将来的になりたい姿を想像した結果転職することになった
- 現職では、実現不可能であるため転職せざる負えない状況であることを伝える
- 足りないスキルを現職で経験できるよう努力している(自己PR)
- 実現可能なのは応募先企業(志望動機)ということを訴える
ここまで、転職ストーリーのお話をしました。
この転職ストーリーを職務経歴書へ反映していきます。
職務経歴書を作成していると、もっと良い転職ストーリーが思い浮かんだりします。その度にブラッシュアップしていきましょう。
それでは!