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異業種からの転職経験と人事歴10年の私が実践してきたこと
未経験職種への転職ステップ

退職を伝えづらいが解消される!7つのフロー【未経験職種への転職ステップ⑫】

どーも、とっとです。

初めて退職する場合、知らないことばかりで不安ですし退職を伝えるには、勇気が要りますよね。

何度も経験ありますが、正直面接よりも辛いです。。

実は私も、なかなか言い出せなくて退職日が延び延びになってしまったことがあります。

しかし退職を伝える前に知識・準備をしていれば、スムーズに伝えることができます。

本記事では、下記のような方に向けた内容です。

こんな方へ向けた記事です
  • 内定を貰って、退職を伝えたいが、どう伝えれば良いのか分からない
  • 退職を伝えるまでに、やっておくべきことが分からない
  • 退職を伝える勇気がない(言いづらい)

では簡単に自己紹介をします。

私は、Fラン文系卒でスーパーへ入社(精肉担当)し、一念発起し未経験職種(人事労務コンサルタント)へ転職しました。

現在は上場メーカーに勤務する人事歴10年超の30代サラリーマンです。

私自身の未経験職種への経験現役人事担当者としての現場からの意見を含めて情報発信させていただきます。

転職ステップは転職について全何回かを通じて、各回ごとに解説していきます。

このステップをご覧いただけると、転職できていた!

というのが理想です。

先に結論から言います❗️

とっと

手順・伝える相手・準備を間違わなければ

スムーズに退職することができます。

キーポイントは、リスクを極力減らす

手順は目次の通り進めれば、問題ありません。

では詳しく解説していきます。

①就業規則の確認

退職する前に、就業規則を確認しておきましょう。

理由は、退職のを何日前までに申し出る必要があるのか事前に調べておいた方が無難です。

ただし、会社の退職申出日に合わせる必要はありません。

なぜなら、民法上退職を伝えるのは、退職日の2週間前という決まりがあります。

就業規則はあくまで会社の法律に過ぎないため、民法の方が優先されます。

円満に退職したい場合は、早めに申し出ることが良いに決まってます。

  • 民法上退職日の2週間前の申出で問題ない
  • ただし、現職によってケチをつけてくるケースがあるので、注意が必要
  • 転職先の入社日は、絶対に変更しない
  • できる限り早めに現職へ伝える

②内定通知書を貰う

内定通知書と労働条件通知書を受け取り、内定及び条件面での証明をもらってから、現職へ伝えましょう。

仮に何かがあって、内定が取り消しになってしまった。

なんてことがあったら、先に退職することを伝えてしまったら、後戻りできません。

リスクは極力減らす努力をしましょう。

労働条件通知書は、企業によって出てくるタイミングが違う可能性もあるため、時間がなければ、内定通知書だけでも、問題ありません。

内定通知書を貰ってから、退職の手続きを進めましょう。

  • 内定通知書を貰って正式に内定と証明されたら、退職する手続きを進めましょう

③退職願の準備

退職は、口頭で伝えますが、それだけだと心許ないですよね。

言いづらい。。おすすめは「退職願を書くこと」です。

例えば、上司に何か複雑な相談をするときに口頭だけで説明するのって、結構考えなきゃいけないですね。

でも、話をする内容をまとめた紙を準備して上司に見せながら話すと、スムーズだったりしますよね。

つまり、退職願も一緒で説明もしやすくなるんですよ。しかも、伝えやすい。

最悪、すみません。と言って退職願を渡してしまえば、上司が勝手に話してくれます。

ということで、「退職願とは?」という方に退職願と退職届の違いについて、まずは説明します。

退職願と退職届の違い

  • 退職願:退職に向けて、「退職したいです」と打診する書類
  • 退職届:すでに退職が認められた後、「退職します」と届け出る書類

退職願は退職を申し出るために使用するものです。

もちろん口頭で伝えることもできますが作成した方が、リスクを減らすことが出来るため、おすすめです。

では、作成する理由についてお伝えします。

退職願の作成理由
  • 法律上のリスクを軽減する
  • 自分の決意表明(伝えづらいので、書類で分かってもらう効果)

法律上のリスクを軽減する

現職からの引き留め。または、上司に伝えても、その上の上司に伝わっていない。など

退職日がずれてしまう可能性を無くすことが理由です。

酷い会社ですと、聞いていないと言い出して、退職日を伸ばそうとすることもあります。

「私も実は、退職を伝えたのですが、退職日を伸ばされそうになり、対応に苦慮しました。」

「退職願があれば、うまく対応できたのに」

そんな大変な思いをしないためにリスクは、できる限り無くすようにしましょう。

退職日がずれてしまうと、転職先に迷惑がかかるだけでなく、最悪内定取り消しも考えられます。

リスクを考慮すると口頭だけで伝えても、その日に申し出たという証拠がありません。

そのため、退職願を作成し伝えた日が分かる様にしておくことが重要です。

自分の決意表明

上司は、部下が退職することによって自分の評価が落ちることを嫌います。

そのため、色々なことを言って現職へ留めようと必死になります。

  • 今よりも給料を増やす
  • どんな業務でも経験させる
  • 不満なところを改善するように対処する

このように、色々なことを言って引き留めを行います。

でも絶対に応じてはいけません。

仮に、応じて留まっても良いことはありません。

なぜなら、一度退職をすると伝えた人は、絶対に出世しません。

会社に何らかの不満があって、退職する訳ですから、わざわざ退職したい人を役職へ就けることは考えにくいでしょう。

また、口頭だけでは伝えづらいという側面もあります。言い出しづらかったり、勇気が出ない場合でも退職願を提出するだけで、意思は伝えられます。

その決意を変えないために、事前に退職願を準備しておきましょう。

  • 退職を申出る勇気がない方は、退職願作成がおすすめ
  • 退職申出日が記載されているので、リスクが減る
  • 自分の決意表明

④伝える相手の選定(直属の上司)

では、伝える相手は誰になるでしょうか。

まず直属の上司に申し出るのが基本です。決して、先輩ではありません。

社内の状況を見て、伝える相手を間違えないようにしましょう。

⑤上司のアポ取り(伝えやすい日時は?)

上司の予定を確認し、一対一で話せる時間・会議室などを準備してください。

なお、私のおすすめの日時は

  • 月曜日の13:30
  • 金曜日の午前中

正直理由はありません。。ただ、私が実際に退職を伝えた日時です。

週の始まりか週の終わりがベストだと思ってました。

上司の対応がしやすいと考慮すると、上記の日時がおすすめです。

⑥退職を伝える(伝えるべきこと、伝えてはいけないこと)

退職するには、どう伝えたら良いのでしょうか。迷いますよね。。

退職の切り出し方

伝え方の例

この度は、お時間いただきありがとうございます。

一身上の都合により、●月●日に退職させていただきたいです。

つきましては、退職願を持参しましたので、ご査収ください。

まずこんな感じで、切り出しましょう。

そうすると上司から、こんな質問が来ると想定されます。

上司からの質問

上司の質問例
  1. 退職する理由は?
  2. どの業界へ転職するのか?(同業他社へ?)
  3. 有給休暇は、消化するか?
  4. 業務の引き継ぎはどうするか?
  5. 新しい業務や役職に就けるかもしれないが、残る気はないか?

この質問に対しての回答例がこちらです。

回答例
  1. あくまでも個人的な理由での退職です。
  2. 新しい環境へチャレンジします。(業界などは、はぐらかす)
  3. 業務の引き継ぎを完了させ次第、消化する予定です。
  4. 後日、引き継ぎの資料をまとめますので相談させてください。
  5. 入社日が決まっております。会社を辞める意志に変わりはございません。
  1. 転職理由で、現職の不満は絶対に言わないこと
  2. 転職先の会社名は、絶対に言わないこと
  3. 有給休暇は、取得する権利があるので、何を言われても行使できる
  4. 引き継ぎは、きちんと行うこと
  5. 退職する決意が揺るがない様にする

⑦入社への決意を固める

退職を伝えることが出来ましたが、やはり気持ちが揺らぐことはあります。

気持ちが揺らぐ原因
  1. 人が少ないのに、私が抜けて周りに迷惑がかかる
  2. お世話になった人に申し訳ない
  3. 裏切ったような気持ちになってしまう

こう思うことはあるでしょう。しかし、心配は入りません。

こう考えてみては、いかがでしょうか。

罪悪感を払拭する
  1. 人が少なくて、業務が大変なのは、企業の対応が原因。自分一人くらいが抜けて大変なことになるくらいなら、その企業は存続が危うい。企業は、自分の人生の責任を取ってくれない
  2. お世話になった人は、自分の成長を喜んでくれるはず。成長して恩返しをする。
  3. 自分の気持ちに素直に従うこと。他人を裏切るよりも、自分を裏切ってはいけない。

6月の大雨の日に私は退職を告げました。

上司から「お前は期待ハズレだ」と言われました。その言葉で、退職を決意出来ました。

上司の期待とは、「俺の言う通りに動く」という意味だと良くわかったのです。

他人の言うことは、気にせず自分の期待に応えることだけ考えて行動いただけると良いと思います。

まとめ

  1. 就業規則を確認し、退職申出日の目星をつける
  2. 内定受諾書を受け取ったら、退職の準備を進める
  3. 退職願を作成して、法律上のリスクと退職の決意を固める。退職を申出る勇気がない方は、退職願作成がおすすめ
  4. 退職を最初に伝える相手を間違わない
  5. 上司のアポ取り(おすすめは月曜日の13:30または金曜日の午前中)
  6. 退職を伝える
  7. 入社への決意を固める