どーも、とっとです。
内定が出ると、相手先に早急に回答を求められます。
未経験の職種だったり、初めての転職である場合、急に不安になったり、現状維持バイアスがかかります。
人間変化を恐れてしまう動物なので仕方ありません。また手放す選択肢(現職)が良く見えるものです。
それを解消して、次に進むにはどうすれば良いかを解説します。
と偉そうに言っておりますが、私もそのうちの一人でした。
未経験職種への転職は、業務が自分に合うのか分からない。やり方も、右も左も分からない。
私の場合、後述しますがスーパーの店員⇨人事労務コンサルタントへ転職しました。
転職初日、電話の取りかたも知らず、「そんなこともできないのか」と言われてしまったほどです。。
そんな私でも、今なんとか人事として10年超やってこれました。
まずは、一歩踏み出すことを目指し行動していただけると嬉しいです。
では簡単に自己紹介をします。
私は、Fラン文系卒でスーパーへ入社(精肉担当)し、一念発起し未経験職種(人事労務コンサルタント)へ転職しました。
現在は上場メーカーに勤務する人事歴10年超の30代サラリーマンです。
私自身の未経験職種への経験と現役人事担当者としての現場からの意見を含めて情報発信させていただきます。
転職ステップは転職について全何回かを通じて、各回ごとに解説していきます。
このステップをご覧いただけると、転職できていた!
というのが理想です。
本記事では、下記のような方に向けた内容です。
- 未経験の職種へ転職(内定)が決まり、漠然とした不安がある
- 今の会社に留まるか内定先へ行くか迷っている
- 複数内定もらったけど、どちらにするか決められない
先に結論から言います❗️
- 転職に求める優先順位が決まっていない
- 完璧主義に陥っている
ベストではなくベターな選択を選びましょう。
未経験の職種が自分に合っているのかなど誰も分からない。
会社が合っているのかも分かりません。
自分の願望と客観性の両軸で、一歩先に進めていきましょう。
では詳しく解説していきます。
転職する目的を再確認
そもそも今回の転職の目的とは何だったのでしょうか。
転職活動が進んでいくと、どうしても見失いがちです。
手段が目的化するとは、よく言いますが、ここをもう一度再確認します。
- 労働時間・環境が不満であったこと
- 給与が低かったこと
- 販売職(スーパーの店員)から職種を変えたかった
この不満を改善したかったため転職活動を行なっていました。
つまり願望は
- 職種の変更
- 労働環境を良くしたい
この2つの願望を叶える(目的)、そのために転職活動をすると決めた。
結局は、転職によって生活を良くしたいんですよね。
転職をすることが目的になると、上記目標を達成することを忘れて、転職するだけを追い求めてしまうので注意が必要です。
そんな時には、下記を思い出してください。
このようなライフスタイルを変える目的のために、手段として転職を行うのです。
現職を辞めるか残るべきか判断に迷ったら【優先順位の再確認】
現職を辞めるメリット・デメリットを判断するために下記の表を使います。
こちらでは、点数をつけて数字で客観的に判断していきます。
自分の中で重要度が高いものについては最大5点をつけて、低いものは1点とし
5点〜1点で優先度を決めていきます。私の場合は、下記のようになりました。
メリット | デメリット | ||
項目 | 重要度 | 項目 | 重要度 |
職種の変更 | 5 | 人間関係をイチから構築 | 3 |
年収UP | 3 | 職種に対応できるか | 5 |
土日休み | 4 | ||
合計 | 12 | 合計 | 8 |
現状この点数となり、転職するメリットが大きいということが分かります。
点数を付けると意外な発見があったりします。
例えば
- 自分が転職する上で、気にしているのは人間関係よりも職種に対応できるのかどうか
- 目的を達成するには、同じ業界では無理(スーパー)
- どの業界なら目的を達成することが可能なのか、転職するメリットを達成できるのか
これらを作ることで、冷静になって現職を離れるべきか残るべきかを決める指標や新たな発見となります。
私の場合はスーパーの店員だったため、土日休みでないし、長時間労働、長期的にみて年齢を重ねた場合
体力が持つのか不安でした。また、業界の横断できないことが怖かったのです。
簡単に当時の私の状況をお話ししますと
私が未経験から転職を考えていた時期は、リーマンショックの影響を受けていた時期で、就職難な状況でした。
勤務していた会社も、不況の煽りを受けて派遣切りが起こり、たくさんの人が退職を余儀なくされました。
この状況は、現在の新型コロナウィルスの就職状況にも似ていると思っています。
だからこそ今必要なのは、どの業界でも生き抜いていくことが必要であると強く感じ、私と同じような方の不安が少しでも減って行動できるでればと思っています。
少し話は脱線しましたが
当時の私の転職の目的は汎用性のある職種でスキルを身につけ、どの業界に行っても通用する状態になること。
そうすると選択肢が増えて、気持ちの余裕ができます。
気持ちの余裕があれば、挑戦する気持ちが芽生えて、仕事を楽しめるのではないかと思います。
話は長くなりましたが
先ほど作成いただいた表は、”実は転職する目的の優先順位の表”となります。
ではこの表を用いて、次章の「現職と転職候補の比較」を行います。
現職と転職候補の比較
先ほどの表と同じように
自分の中で重要度が高いものについては最大5点をつけて、低いものは1点とし
5点〜1点で優先度を決めていきます。
下記の表の“重要度”欄は、まだ空欄で構いません。
項目 | 重要度 | 現職 | A社 | B社 | C社 |
職種(汎用性のあるスキル) | 1 | 5 | 2 | 2 | |
年収 | 2 | 3 | 2 | 2 | |
土日休み | 1 | 5 | 5 | 5 | |
労働時間(拘束時間) | 3 | 1 | 3 | 3 | |
人間関係(社風) | 5 | 1 | 2 | 3 | |
合計 | 11 | 15 | 14 | 15 |
ここで見ると、A社とC社が同点ですね。
どうやって決めましょう。。
ということで、先ほどの表を用いて、上記の表の“重要度”欄に点数を入れます。
この“重要度”は、ウェイトになるんです。計算式は、こんな感じです。
- 項目の「職種(汎用性のあるスキル)」の”重要度”⇨「5」
- “重要度”「5」✖️「現職:1」、「A社:5」、「B社:2』、「C社:2」
- 「現職:5」、「A社:25」、「B社:10』、「C社:10」
では見ていきましょう
項目 | 重要度 | 現職 | A社 | B社 | C社 |
職種(汎用性のあるスキル) | 5 | 5 | 25 | 10 | 10 |
年収 | 3 | 6 | 9 | 6 | 6 |
土日休み | 4 | 4 | 20 | 20 | 20 |
労働時間(拘束時間) | 3 | 9 | 3 | 9 | 9 |
人間関係(社風) | 3 | 15 | 3 | 6 | 9 |
合計 | 39 | 60 | 51 | 54 |
重要度で見ると、圧倒的に「A社」となりました。
実際私は、「A社」に入社することになりました。
それが、会計事務所兼、社会保険労務士で大変なブラック企業だったのです。
見て明らかですよね。。項目「人間関係(社風)」が「3点」ですもんね。
でも当時の私にとっては、職種を変えることが一番必要で「人事職」になることが転職の目的だったからです。
次章では決断の方法を決めます。
転職が失敗し、最悪な状況を想定する
どの状態でも完璧な状態はありません。完璧主義に陥ってしまうと、身動きが取れなくなります。
そのため、曖昧を受け入れて重要なのは、最悪な状況を想定しておくこと。
想定しておけば、その際にどう行動すれば良いのか分かっているので迅速に対応でき、冷静になれます。
- 内定先に入社しても問題ないと評価されている
- 人事部は、自分達の評価を落としたくないので、変な人をそもそも入れない
- ということは、会社からお墨付き貰っているのだから大丈夫
お墨付き貰っているからあとは自分が頑張れば良いんですよ。
ここで最悪なケースは
職種が合わなくて、他の会社へ同じ職種へ転職したくてもできない可能性がある。
そのケースは、こう対処する。
以前の職種に戻って、転職活動をする。
もしかしたら、会社自体が合わなくてなっている可能性もあるから、そうしたら職種は変えずに会社だけ変える。
一度こうなったら、こうすると決めておけば、決断するスピードが上がってくるのでおすすめです。